血圧180に要注意!200以上の危険性とは?

血圧が180以上や200以上というのは、高血圧の診断基準でいうと最も状態の悪い「Ⅲ度高血圧」に該当する状態。当然、高血圧によって血管に負担がかかり脳卒中や心臓病のリスクが増大。

血圧180に要注意!200以上の危険性とは?

慢性的に血圧が180以上、200以上の状態になるということは、常に血管に過重労働を強いているような状態になります。

そんな状態が長期になるほど血管は正常な働きを発揮できなくなり、また、高齢になるほど血管が悲鳴を上げる大きな要因となるのです。

血圧が180以上や200以上などという高い数値になる原因とは?

血圧が180や200以上になる原因

高血圧を発症する原因の約90%が生活習慣の乱れによるものと考えられており、生活習慣には食事、飲酒、喫煙、運動、睡眠、ストレスがあります。

長期的にこれらの習慣が乱れていると血圧が上昇しやすく、その期間が長くなるほど血圧200以上のような危険でリスクの高い高血圧になります。

血圧を上昇させる原因となる生活習慣には以下のようなものがあります。

塩分の過剰摂取に注意!

塩分の過剰摂取は腎臓の処理能力が追いつかず、血液中の塩分濃度が上昇、塩分濃度を正常化するために血液中に水分が送られ血液量が増加、増加した血液を循環させるために血圧が上昇します。

塩分の過剰摂取や高血圧による弊害は、腎臓にも悪影響を与え機能障害を起こすリスクが高くなり、高血圧と腎臓病の負の連鎖にみまわれる危険性も高くなるため、塩分の摂取量は可能な限り適塩を目標にしましょう。

コレステロールの過剰摂取に注意!

肉類などに多く含まれる中性脂肪やコレステロールの過剰摂取は、生活習慣などによって発生する活性酸素で酸化すると、過酸化脂質となって血管壁にプラークを形成して血液の循環を低下、動脈硬化を促進させて血圧はより高くなってしまいます。

肉類などの摂取量は控えて、魚の良質な脂質、野菜のカリウムをなるべく多く摂取できるように、食事バランスを考えるようにしましょう。

アルコールの摂取やタバコの喫煙習慣

適量を超えるアルコールの摂取は血圧を上昇させる要因となります。飲酒は適量範囲までにしておきましょう。また、タバコには相当数の有害物質が使用されているため、あらゆる病気のリスクを下げるためにも禁煙をおすすめします。

過体重や肥満、運動不足

脂質が過剰になると血液中の脂質が増加して、血液がドロドロ状態となり血圧が上昇します。また、運動不足は肥満を招きやすく、心肺機能の低下も血圧を上昇させる原因となります。

また、食事によるエネルギーの過剰摂取も深いつながりがあり、1日に使用するエネルギー以上の栄養を摂取すれば、脂肪として蓄積される原因となります。どうしても運動できない場合は、1日のエネルギー摂取量を調整することも一つの対策です。

睡眠不足やストレス

体が休まる大切な時間を削ってしまう原因になります。

もちろん血管の休息時間も削られ、代謝の低下、自律神経の乱れなど、あまり意識していないかもしれませんが血圧を上昇させる要因がたくさんあるのです。睡眠の質を高めてしっかり休息をとるようにしましょう。

大きなストレスや慢性的なストレスは、神経伝達物質の分泌バランスが乱れ、血圧を上げるホルモンが必要以上に分泌されてしまいます。ストレスを受け続けるほど血管への負担は増加し、食事、睡眠、飲酒、喫煙などにも影響するため注意が必要です。

また、肥満ともつながりの深い「睡眠時無呼吸症候群」は睡眠の質の低下や血圧の上昇に関係しますが、睡眠中の血圧が200を超えるケースもあることが確認されています。

毎日の睡眠でこれだけの高い血圧になると血管への負担も大きなものになります。

生活習慣の乱れが原因でない場合も

乱れた生活習慣を長期的に継続していると血管の健康状態は悪化し、高血圧を発症、重症化する要因となります。

しかし、これらの生活習慣に心当たりがない場合は、特定の原因によって発症する「二次性高血圧」である場合があるので、その際は医師に相談することをおすすめします。

血圧180や200以上の症状

高血圧には一般的に自覚症状はほとんどないと考えられています。

しかし、肉体構造に個人差があるように、必ず誰しも症状がないというわけではありませんし、科学的に症状がないことが証明されているわけでもありません。血圧が200以上の高い数値になればなおさらのことです。

考えられる症状としては、頭痛(軽度~重度)、めまい、ふらつき、吐き気、意識障害などがあります。

また、これらの症状は高血圧によって引き起こされた、脳卒中などの合併症による症状の場合もあります。高血圧の合併症には危険なものが多いため、症状を感じた時はある程度危機感をもって対策するようにしましょう。

高血圧による頭痛とめまい

高血圧によって頭痛が起こるのは、動脈硬化によって血管が拡張し、血管の周囲の神経を刺激していることによります。

また、めまいは脳への血流が低下して脳が虚血状態(血液不足)となり、脳に必要な血液が供給されていないことによります。

頭痛とめまいは高血圧によって引き起こされる可能性はありますが、激しいものになると脳卒中(脳梗塞、脳出血)の危険性が考えられます。血圧が高いほど脳卒中のリスクが高まりますので、血圧が高い場合でこれらの症状を感じる場合は注意しておいたほうがいいでしょう。

血圧180や200以上のリスク

血圧200以上のリスクとは?

血圧200以上のリスクとは合併症の危険性にあります。

高血圧は症状が進行するほど血管に大きな負担をかけ血管がボロボロの状態になり、全身の様々な血管で障害を起こす症状です。

血圧が高まるほどリスクが高まることは容易に想像できます。

血圧が200mmHg以上の状態というのは血圧の診断基準では、Ⅲ度高血圧(収縮期血圧が180mmHg以上、もしくは拡張期血圧が110mmHg以上)に該当する状態となり、血圧の診断基準の中でも最も重症な状態に位置しています。

専門の研究機関による統計的なデータから、全年齢で血圧が高くなるほどリスクが高くなることが明らかにされており、血圧が200以上になればよりリスクが高くなることは必然ともいえるのです。

様々な調査研究などから報告された危険性には以下のようなものがあります。

血圧が高いと血管の機能低下を招く

高血圧は突然発症すると思っている人も多いですが、高血圧は基本的に長い期間をかけて血管の機能が低下する症状です。血圧が高ければ高いほど血管に負担をかけ、血管の機能が低下して大きな病気へとつながるのです。

一度機能低下した血管の機能を正常に戻すのは容易ではなく、現に、脳卒中患者の10年間での再発率は50%以上というデータも報告されています。

それほど高血圧は安易に考えてよい症状ではなく、放置すればそれだけリスクが高まることを忘れてはいけません。血圧200以上のように血圧が高くなるほど、合併症のリスクは右肩上がりで上昇するのです。

脳卒中の最大危険因子は高血圧

脳卒中(脳梗塞や脳出血)の最大の危険因子といわれているのが高血圧です。

血圧は至適血圧120/80mmHg未満のリスクを1とした場合、Ⅱ度高血圧160/100mmHg以上、180/110mmHg未満では約6倍、Ⅲ度高血圧180/110mmHg以上では約7倍になるといわれています。血圧の数値が200以上という状態は、それほどリスクの高い状態であるということなのです。

また、認知症の一種である「脳血管性認知症」は脳卒中が原因となり、高血圧は脳血管性認知症のリスクを高める要因となります。

「アルツハイマー型認知症」と高血圧との因果関係も確認されており、高血圧は認知症の危険因子となることが研究により明らかにされています。

心筋梗塞のリスクは血圧の上昇とともに増大

心筋梗塞のリスクは血圧が10mmHg上昇すると、約10%以上高くなるという調査報告もあります。血圧200以上になったから必ず発症するというほど単純な話でもありませんが、確実に身体に負担をかけてリスクを増大させていることには違いありません。

心筋梗塞を発症した50%以上の人は高血圧を発症しているといわれていますが、高血圧には自覚症状を感じない人が多いため、高血圧を発症していることに気が付かないといいます。

腎臓病とも深いつながりがある

高血圧患者の約30%は腎機能障害を発症している可能性があるといわれています。

臓器の中でも腎臓は、老廃物を濾過する糸球体(しきゅうたい)に毛細血管が密集しており、高血圧による影響を受けやすい場所とされているのです。

また、腎臓の機能低下が進行して慢性腎臓病を発症すると、カリウムの排泄がうまくできず、体内のカリウム濃度が上昇、不整脈や突然死に至るリスクもあります。

さらに、高血圧対策として有効なカリウムの摂取が制限されるため、食事コントロールがさらに難しいものになります。

脂質異常の併発で高まるリスク

高血圧と脂質異常症を併発すると動脈硬化のリスクはさらに高まります。

高血圧患者の50%以上はコレステロール値が高いことが確認されており、脂質異常症を発症している人の40%以上が高血圧であるという結果が確認されています。

糖尿病を発症するリスクも高まる

高血圧を発症している人はそうでない人に比べて、糖尿病になるリスクが約3倍も高くなることが報告されています。

また、糖尿病患者の約50%以上は高血圧を併発しているともいわれ、高血圧と糖尿病の関連性の高さが明らかにされています。

さらに、高血圧と糖尿病を併発すると心血管疾患(心筋梗塞、狭心症など)を発症するリスクが3倍以上に高まるともいわれています。

死の四重奏を招く危険性

肥満(内臓脂肪型)、高血圧、糖尿病、脂質異常症の4つの危険因子を重複すると、冠動脈疾患による死亡リスクが30倍以上になるといわれています。

冠動脈疾患は心疾患の総称で虚血性疾患とも呼ばれており、狭心症や心筋梗塞がこれに含まれます。これらの危険因子は、1つを発症すると他の発症リスクも高まるという相関関係にあるため注意が必要です。

血圧200以上は高血圧性緊急症のリスク

血圧の数値が200以上になると、高血圧そのもので頭痛やめまいなどを感じるケースも増えてきますが、その多くは高血圧を要因として何らかの合併症を併発している可能性が高く、その合併症によって症状を発症している可能性が高くなります。血圧が高い時の症状には注意するようにしておきましょう。

この状態がさらに進行すると、どんどん動脈硬化も進行し、脳卒中や心臓病のリスクが高まっていくので、より大きな注意が必要となります。

さらに、拡張期血圧(下の血圧)が130mmHg以上になると、高血圧緊急症(悪性高血圧症)を発症する可能性が高くなるのであわせて厳重な注意が必要です。

高血圧緊急症の診断基準

診断基準は拡張期血圧が130mmHg以上ですが、多くの場合は220/130mmHg以上と収縮期血圧も200を超えるといわれており、この状態が1年以上続くと死亡するリスクもあるといわれています。

高血圧緊急症による危険な合併症

これは高血圧の最も重症な状態ともいわれ、脳、心臓、腎臓、大動脈などに重篤な障害が起こり、高血圧性脳症、心不全、心筋梗塞など様々な症状を併発、最悪の場合は死に至る可能性があります。

高血圧緊急症により発症する合併症
高血圧性脳症
急性大動脈解離
高血圧性左心不全
急性心筋梗塞
狭心症
褐色細胞腫クリーゼ
子癇

かなりの緊急性を要する状態であるため、降圧剤などで急速な降圧を行わなければいけません。しかし、急速な降圧は危険もあるため、細心の注意で行われているようです。

何も対策を講じなければ、高血圧はただただ進行していくのみです。高血圧は死に至る最悪のケースの要因となるので、早めの予防や改善を試みましょう。

納得の検証結果がおすすめの理由!

リケン(理研ビタミン株式会社)のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが認められています。