高血圧と心肥大の関係

高血圧を要因として、心臓の壁が厚くなり機能低下する「心肥大」!リスクを高める高血圧の改善が重要!

高血圧と心肥大の関係

高血圧の最も怖いところは高血圧そのものではなくて、高血圧によって危険性の高い合併症が引き起こされることです。高血圧は脳卒中や心筋梗塞など、人にとって重要な脳や心臓へ悪影響を与えるのです。

高血圧が心臓へ与える悪影響のひとつに「心肥大(心臓肥大)」があり、心肥大の症状が進行すると突然死のリスクも高まるため注意が必要とされています。

高血圧は心肥大のリスクを高める?

高血圧は心肥大ととても深いつながりをもった症状で、高血圧の症状を放置しておけば心肥大へと進行するリスクも高まります。

そもそも心肥大とはどんな病気?

心肥大は正式には心臓肥大といわれており、心臓の壁が肥えて厚くなった状態をさします。

また、大きな分類では心臓病のひとつとして扱われていますが、心肥大は病名ではなく状態をさす言葉で、心肥大を引き起こした基礎疾患を治療しなければ改善しません。

何らかの原因によって心臓の負担が増大することによって心筋(心臓の筋肉)が厚くなり、血液を循環させるための心臓のポンプ機能が低下します。

通常の健常者の心筋が約9mm程度、高齢になっても約10mm程度で心臓の大きさは握りこぶし大ですが、心肥大では心筋が約20mm~30mmと何倍にも厚くなり心臓の大きさも約2倍ほどに大きくなるといわれています。

心肥大の主な原因は高血圧

高血圧が主な原因といわれており、高血圧の症状が進行するにつれリスクが高くなるため、高血圧への対策が何より重要となります。

ほかにも心筋梗塞、心臓弁膜症、不整脈などでも発症するリスクがあるとされています。

高血圧が心肥大を引き起こすメカニズム

通常、心臓のポンプ機能によって血液を全身へ送り出し、送り出した血液が心臓に戻ってくるという循環を繰り返しています。

しかし、高血圧を発症すると血液の循環を正常に行うために高い血圧が必要となり、心臓が血液を送り出す力も高くならないといけなくなります。

これにより、血圧が高くなるほど心臓への負担は増大し、心筋が厚くなることにより心肥大の症状は進行していくのです。

心肥大によって心臓の機能低下が起こるのは、心筋の肥大化によって心室内腔が狭くなり、心臓から血液を送り出す拍出量が低下することでポンプ機能の低下となるのです。

心肥大の症状とは?

心肥大の進行が初期段階であれば心臓のポンプ機能は維持されますが、心肥大が進行するほど心臓の機能が低下するため、めまい、動悸、息切れ、むくみ、疲労感、呼吸困難、胸痛などの症状が起こります。

心筋の肥大化が重症になると不整脈や心不全へと進行し突然死のリスクも高まります。

また、主な症状には「心筋虚血」があり、虚血とは特定の箇所での貧血状態をさしており、この場合では心筋への血液が不足している状態をいいます。

心筋虚血は心筋が肥大することによって酸素消費量が増加し、心筋が必要とする血液量は増加しますが、心筋へ血液を供給する機能は通常と変わらないため心筋が貧血状態となってしまうのです。

心肥大は治療によって改善できる?

一度、肥大化してしまった心筋を元に戻すのは困難で、通常の健常者と同程度まで回復させることはほぼ不可能だといわれています。

心肥大の治療は心筋の肥大を元の状態に戻すことではなく、心筋の肥大をそれ以上進行させないことを主とします。

そのため、心肥大の最大の危険因子とされる高血圧によって発症した場合は、高血圧の主な原因となる生活習慣を改善することが心肥大の対策へとつながります。

しかし、心肥大を発症する原因は高血圧以外の可能性もあり、原因によって治療方法が全く異なるため、まずは病院へ行き医師に相談することがすすめられます。

生活習慣の改善

塩分を過剰摂取している場合は適塩を心掛けることに加え、野菜などに多く含まれるカリウムの摂取量を増やすことが大切です。

運動不足であればウォーキングや自転車などの有酸素運動を始めるようにしましょう。また、運動が習慣化すると睡眠不足や慢性的なストレスが解消、軽減される傾向があります。

高血圧の要因である生活習慣には食事、飲酒、喫煙、睡眠、運動、ストレスがあり、これらの危険因子は心肥大の危険因子ともいえるのです。

生活習慣を改善して心肥大を未然に予防しましょう。

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