拡張期血圧(血圧の下)が高い原因とは?

拡張期血圧の数値は血圧の管理に欠かせない数値。でも拡張期血圧だけが高くなる原因とは?徐々に高くなる拡張期血圧を放置すると、やがて慢性的な高血圧へと進行する可能性も!

拡張期血圧(血圧の下)が高い原因とは?

収縮期血圧はその特徴から血圧の上、最高血圧とも呼ばれ、拡張期血圧は血圧の下、最低血圧とも呼ばれています。

健康管理の上ではどちらか一方を重視するのではなく収縮期血圧と拡張期血圧の両方の数値をあわせて管理することが推奨されています。

収縮期血圧は正常値なのに拡張期血圧だけが高い!

血圧の数値がそんなアンバランスな状態になると気になってしまいますが、そういった特徴をもつ人は意外と少なくないといわれています。

そんな気になるアンバランスな状態を放置していると、いずれは一般的にいう慢性的な高血圧へと進行する可能性が考えられるため、なるべく対処することがすすめられます。

拡張期血圧が高くなる原因とは?

それに触れる前にまずは拡張期血圧そのものから説明したいと思います。

そもそも拡張期血圧とは?

体内のあらゆる組織に酸素と栄養を供給する血液。その血液を心臓のポンプ機能である収縮と拡張によって全身を循環させ、生命活動を維持する働きが行われています。

拡張期血圧とは、血液が全身を循環して肺動脈を通して心臓へ戻り、ポンプ機能をもつ心臓が最も大きく拡張しているときの血圧をさしています。

また、拡張期血圧は血管にかかる圧力が最も弱く、血圧の数値が最も低く表示されることから最低血圧、血圧の下とも呼ばれています。

心臓の拡張期には、全身の血液が心臓に集まっている状態、また、血液を全身へ送る準備段階でもあるため、血管の壁にかかる圧力が最も低い状態になります。一般的に50~60歳をピークに徐々に低下していく傾向があります。

拡張期血圧の正常値

拡張期血圧の正常値は90mmHg未満で、至適血圧、正常血圧、正常高値血圧のいずれかの規定値に該当することをさしています。

拡張期血圧の正常値の内訳は、至適血圧で80mmHg未満、正常血圧で80~84mmHg、正常高値血圧で85~90mmHg未満となります。

血圧は自然な方法(食事療法や運動療法)で改善できるなら、なるべく低めにコントロールしたほうがいいとされているため、理想的な数値とされる至適血圧の範囲へコントロールすれば最もリスクを低減できるとされています。

拡張期血圧が90mmHgで拡張期高血圧

拡張期血圧だけが90mmHg以上の状態でもⅠ度高血圧に該当するため高血圧となり、その特徴から「拡張期高血圧」とも呼ばれています。

拡張期高血圧は本来、心臓が拡張している状態であれば、血管にかかる圧力が一番低くなるときですが、このときの血圧が通常よりも高い状態であり負担が増えることを意味しています。

「拡張期高血圧」は高血圧の初期段階と考えられてはいますが、正常高値血圧の状態よりも、脳卒中や心臓病のリスクが高いという調査結果も報告されているため油断できません。

拡張期血圧が高い原因

拡張期血圧が高い原因

拡張期血圧の数値が高い場合、数値の変化が一時的なものであれば問題ありませんが、この状態が継続している場合、高血圧の初期段階である可能性が高く、「高血圧予備軍」とも考えられています。

そのまま放置していれば高血圧の症状は進行し、太い血管にも動脈硬化が起こり、拡張期血圧だけではなく収縮期血圧も高くなっていくので、何も対策をしないのはおすすめできません。

高血圧は動脈硬化を進行させ、動脈硬化は全身の血管内壁を狭窄によって血流を低下させます。特に影響を受けやすいのが脳や心臓で、高血圧は脳卒中や心臓病の引き金となるのです。

末梢血管抵抗の増加

拡張期血圧が高くなるのは、生活習慣の乱れによる末梢血管抵抗が主な原因とされており、末梢血管とは細動脈、細静脈、毛細血管の総称で主に細い血管をさしています。

末梢血管が動脈硬化の狭窄などによって、血管の抵抗が増加すると、血液が流れにくい状態となり血液の循環が低下、拡張期血圧の数値に影響が出たと考えられます。

拡張期血圧と末梢血管抵抗の関係

そもそも血圧は心拍出量と末梢血管抵抗によって変化するとされています。

心拍出量とは心臓から送り出された血液の量を意味しており、末梢血管抵抗は先ほど説明したように主に細い血管の抵抗を意味しています。

さらに、心拍出量は心拍数、循環する血液量などと関係しており収縮期血圧と深いつながりがあります。末梢血管抵抗は末梢血管の動脈硬化、血管の収縮、血液の粘度などと関係しており、拡張期血圧と深いつながりがあるとされています。

つまり末梢血管での動脈硬化の進行が末梢血管抵抗の増加につながり、拡張期血圧が高くなる拡張期高血圧につながるというわけです。

拡張期血圧だけが高くなるのは?

拡張期血圧だけが高くなるのにも心拍出量や末梢血管抵抗が関係してきます。

心臓の収縮期(収縮期血圧)に心臓から送り出された血液が大動脈(太い血管)を通過したとき、心拍数や血液量に変化がなく大動脈での動脈硬化も進行していなければ、血管(大動脈)の機能が正常であり柔軟性が維持されています。

つまり、一方の収縮期血圧を決める因子には何の問題もありませんが、もう一方の拡張期血圧を決める末梢血管抵抗などのほうにだけ問題があるという状態をさしているのです。

拡張期血圧が高いのは生活習慣の乱れ?

細い血管に限らず、血管の抵抗が高まるのは、生活習慣を要因としているケースが多いので、通常の高血圧と同様に、塩分の過剰摂取、飲酒、喫煙、運動不足、肥満、睡眠不足、ストレスなどの生活習慣を見直すようにしましょう。

塩分やコレステロールの多い食事

塩分の過剰摂取は体内の血液量が増加する原因となり、それによって血圧が上昇しやすくなります。

また、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸はコレステロール値を高めてしまいますので、摂取量をなるべく減らすようにしましょう。

主に牛肉、豚肉などの脂身の多い肉類や加工食品、乳製品、菓子類などに多く含まれており、これらを過剰に摂取すると血液がドロドロになり、これもまた血圧が上昇する原因となります。

飲酒やタバコの喫煙習慣

アルコールの過剰摂取は交感神経の活性による血管収縮、利尿作用によるミネラルの排泄、また、塩分や味の濃いおつまみを摂取する機会が増えることが血圧上昇につながります。適量以上の飲酒はなるべく控えるようにしましょう。

タバコの喫煙は血管の収縮作用、悪玉コレステロールによる血流減少、血管内皮の損傷による動脈硬化の進行などにより血圧が高くなります。

タバコは百害あって一利なしと言われるほどですので、高血圧を予防するなら禁煙することをおすすめします。

運動不足や肥満による血液循環の低下

日常的な運動不足は肥満の状態を招きやすく、コレステロールや中性脂肪などによって血液がドロドロ状態となり、動脈硬化が進行して血圧を上昇させる要因となります。

肥満の人は肥満でない人より、2倍以上も高血圧の発症リスクが高いといわれており、運動不足は心肺機能の低下、血液の循環能力を低下させて血圧の上昇の要因となります。

睡眠不足やストレスによる血圧の上昇

睡眠不足は自律神経の乱れ(交感神経の活性)によって、血管の収縮が起こり血圧が上昇します。また、睡眠不足は血管の柔軟性を保つ物質の分泌量も減少させ、動脈硬化を助長してしまいます。

睡眠不足の人は睡眠時間が通常の人よりも、約2倍ほど高血圧の発症リスクが高いという報告もあります。また、ストレスを感じるとアドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールというホルモン物質が分泌され、これらの作用によって血圧が上昇します。

二次性高血圧の可能性も?

拡張期血圧が高くなる原因には、腎臓や副腎の機能障害、糖尿病などを原因として発症する「二次性高血圧」の可能性もあります。

生活習慣の乱れに心当たりが全くないようであれば、二次性高血圧の可能性も考えられますので、その場合は医師に相談することをおすすめします。

拡張期高血圧は35歳未満の若年層に割合多いといわれていますが、生活習慣の乱れから高血圧は低年齢化しているため、年齢による単純な線引きはしないほうがいいと思います。

拡張期血圧がなかなか下がらない?

拡張期血圧が高いのは、末梢血管に起こった動脈硬化によって末梢血管抵抗が高くなっても、血流を正常化するための体内の生理機能です。

多くは生活習慣の乱れから発症した動脈硬化を改善できれば、拡張期血圧の数値を下げることは可能です。

しかし、長い期間をかけてLDLコレステロールや中性脂肪によって硬化した動脈を、即時に回復することは不可能です。基本的には長い目で計画的に改善、習慣化していくようにしましょう。

拡張期血圧が高いならチェックしてみよう!

拡張期血圧が気になりだしたら動脈硬化の発症が考えられます。動脈硬化の進行状況を把握するには脈圧や平均血圧を確認しておくことも大切です。

これらの数値が正常値を超えていたらリスクの可能性が考えられますので、血圧の上下の数値と一緒に健康管理の目安として管理するようにしましょう。

拡張期血圧が高い時の症状

拡張期血圧が高い時の症状

高血圧を発症した状態でも、ほとんどの場合は自覚症状がないといわれているくらいなので、拡張期血圧だけが高い段階であれば、なおさら症状を自覚することは少ないでしょう。

しかし、肉体構造に個人差があるように血管の構造にも個人差があります。場合によっては頭痛やめまいなどの違和感を感じることがあるかもしれません。

重症化した高血圧による症状には問題のない軽度なものから危険な病気によるものまで様々なものがあります。特に頭痛やめまいなどは、合併症である脳卒中の症状である可能性が高くなりますので注意が必要です。

血圧が高いと起こる頭痛の仕組み

高血圧によって頭痛が起こるのは、何らかの原因によって血液循環が低下している血管が、血管内のプラークなどによって拡張され、周囲の神経を拍動によって刺激していることが考えられます。

通常、拡張期血圧が高いだけでは頭痛が起こりにくく、別の原因によって起こった頭痛が血圧を上昇させることもありますので、思い当たる節がないか考えてみましょう。

血圧が高いと起こるめまいの仕組み

高血圧と関連性の高いめまいがグルグルと感じる回転性のめまいです。自律神経による交感神経の活性(血管の収縮)や脳の虚血状態によるものです。

脳の虚血状態は高血圧を要因として、脳の血液循環が低下したことによって起こったと考えられます。こちらも通常、拡張期血圧が高いだけでは発症する可能性が低いと考えられます。

拡張期血圧を下げる方法

血圧が高い原因には生活習慣が関係していることが多く、高血圧の初期段階とも考えられている拡張期血圧が高くなるのは、高血圧を発症する原因と同様でもあります。

つまり、下の血圧だからといって特別なことはなく、血圧を下げる方法は一般的な高血圧と同様で、食事療法や運動療法を中心に生活習慣を見直していくことになります。

下の血圧が高いだけならば降圧剤使用の優先度は低く、まずは食事療法や運動療法によって生活習慣の改善を経過観察していくことを優先します。

サイレントキラーと呼ばれる高血圧は、気付かないうちに進行、重症化していることが多く、将来的に高血圧が重症化してしまうと、例え副作用があるとしても降圧剤を手放せない生活を強いられることになりますので、なるべく早い段階で血圧の改善に取り組むようにしましょう。

食事療法

塩分の摂取量やコレステロールの摂取量を減らし、野菜、海藻類、果物などの摂取量を増やしカリウムをなるべく多く摂取するようにしましょう。また、肉食メインの食事から魚をメインにした食事のほうがおすすめです。

さらに、抗酸化作用をもつポリフェノールなどの摂取量を増やすことも、血圧を下げることに役立ちます。飲酒やタバコの喫煙習慣があれば控えるようにしましょう。

運動療法

運動療法でおすすめなのはウォーキングで、運動習慣がない場合は最初からジョギングやランニングは避けて、ウォーキングからはじめるようにしましょう。また、足腰に負担の少ない自転車もおすすめです。

運動習慣は高血圧の要因である睡眠不足やストレスを解消することにもつながっており、様々な調査研究から運動習慣のある人は良質な睡眠を得ていることや、ストレスが少ないなどの報告が明らかにされています。

気になる高血圧に!

その名のとおりわかめから抽出されたアミノ酸の集合体が「わかめペプチド」で、わかめペプチドには血圧を上昇させる「ACE(アンジオテンシン変換酵素)」の働きを阻害する作用があります。

(※ ACEの阻害作用は医薬品にも用いられている方法です。)

「ふえるわかめちゃん」などでお馴染みの食品メーカー「理研ビタミン株式会社」のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが確認されています。

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