高血圧にお茶が効く?

緑茶にはカテキンなど健康にプラスな効果がたくさん!もちろん血圧を改善する効果もあるため食生活に程よく取り入れてみよう!

高血圧にお茶が効く?

日本人に馴染みの深い飲み物といえば緑茶があります。

緑茶といえばカテキンという言葉結びつくと思いますが、緑茶にはカテキンをはじめ様々な成分により血圧を改善する効果が明らかにされています。

また、とても身近な飲み物であるため比較的安価でどこでも入手しやすいというのもおすすめのポイントになります。緑茶を効率良く摂取して血圧を改善するのに役立てましょう!

高血圧に有効なお茶の成分と特徴

お茶に含まれている代表的な健康成分といえば「カテキン」だと思います。

カテキンがどういった作用で血圧の改善に効果をもたらすのか?また、カテキン以外にもビタミンCやカフェインが含まれており、これらがもたらす作用を解説していきたいと思います。

カテキンがもつ様々な作用

お茶といえばカテキン、カテキンといえば抗酸化作用と容易に結びつくほど、これらの認識は一般に広まってきていると思います。

カテキンがもつ抗酸化作用についてももちろんですが、それ意外の効果についても紹介していきたいと思います。

抗酸化作用

カテキンは優れた抗酸化作用もっている物質でポリフェノールの一種になります。その抗酸化作用はビタミンEの約10倍もあるといわれています。

抗酸化作用とは活性酸素による体内の酸化を予防する作用という意味で、酸化とはつまり老化をあらわしています。

抗酸化作用をもつということは血管の老化を予防することで、血管の機能を正常な状態に維持することができ、脂質の酸化による高血圧や動脈硬化の進行を予防することにつながります。

つまり抗酸化とは抗高血圧、抗動脈硬化になるということですね。

高血圧が生活習慣の乱れによりリスクが高まるといわれているのは、生活習慣が乱れるとそれにより活性酸素が発生しやすくなるからです。活性酸素が増えるほど体内の老化、血管の老化は進行し、血圧が上昇しやすくなるのです。

そのため体内の酸化防止は高血圧の大きな対策となるのです。

腸内環境の改善

カテキンには細菌を撃退する抗細菌作用があり、細菌が排出した毒素を解毒してくれます。これにより悪玉菌を減らして善玉菌を増殖させ、腸内環境を良好な状態にすることに役立ちます。

実は腸内環境も生活習慣や高血圧と深いつながりがあり、生活習慣が乱れることは腸内環境が悪化することにつながっていくのです。

腸内環境が悪くなると腸にたまった老廃物が吸収され、吸収された老廃物が血液に送られることで血液がドロドロの状態になり、血圧の上昇へとつながっていくのです。

また、腸は自律神経とも関係しており、腸内環境が悪いと自律神経のバランスを保つ「セロトニン」という物質の生成が低下します。

セロトニンの減少は自律神経の乱れにつながり、自律神経の乱れは交感神経を優位な状態にしやすいのです。交感神経が優位になると血管の収縮が起こりやすく高血圧の要因となってしまいます。

腸と血圧は深いつながりがあるため、腸の良好な状態は血圧を安定させるのに役立ちます。

LDLコレステロールの減少

高血圧と動脈硬化は互いに作用しあう関係があり、高血圧により血管に負担をかけ続けると動脈硬化が進行し、動脈硬化は血管の狭窄を起こし高血圧を進行させるという関係にあります。

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は酸化すると、高血圧や動脈硬化を進行させる要因になるため、脂質の酸化は予防したいですし、そもそもLDLコレステロールは多くないほうがいいということになります。

カテキンはHDLコレステロール(善玉コレステロール)は減少させず、LDLコレステロールのみを減らす作用があるため、血液中の脂質の改善、高血圧の予防にも役立つのです。

脂肪の燃焼をアップ

カテキンは肝臓に作用して代謝機能を促進することにより、脂肪の燃焼をアップさせる効果があります。

食事で脂質(脂肪分、中性脂肪やコレステロール)が摂取されると、体内では肝臓の代謝機能によって余分な脂質は分解され、体にとって必要な量の脂質が体内の各組織に運ばれます。

肝臓の機能低下は、この代謝機能の低下につながり、代謝機能が低下すると本来余分な分解されるべき脂質が分解されず、血中脂質の濃度を高める原因となってしまうのです。

カテキンは肝臓の脂質代謝を担う「β酸化酵素」に作用して、その代謝機能を促進することで脂肪の燃焼効率がアップするのです。

ビタミンCはストレス対策

カテキンに比べると弱いですがビタミンCにも抗酸化作用があり、活性酸素による体内の酸化を防いでくれる作用があり、ほかにもストレスに対応するために重要な役割をもっています。

ストレスを受けると体内では抗ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が分泌され、ストレスから体を守ってくれる働きがあります。

コルチゾールはビタミンCを材料に生成されているため、ビタミンCが不足するとストレスに対する耐性が弱まり、イライラしやすくなったり精神疾患のリスクを高めてしまうのです。

ストレスは高血圧の危険因子の一つとして数えられています。ストレスに対応するためにもビタミンCの不足には注意するようにしましょう。

カフェインで血管を拡張

カフェインは過剰な摂取による健康被害により悪いイメージが根強いですが、適度な摂取であれば健康にプラスの影響を与えることが調査研究により明らかにされています。

カフェインが摂取されると血管の筋肉である「血管平滑筋」に作用、血管を弛緩させることで拡張、血流の改善や血圧を下げる効果があります。

温かいお茶で血圧を下げよう!

体温によっても血圧は上下します。冷たいお茶を飲むよりも温かいお茶を飲むことで体が温まり、体温が高まると熱を外に逃がすため、血管は拡張して血圧を下げる効果があります。

しかし、熱すぎるお茶は逆に刺激となり血管が収縮して血圧を上昇させることにつながりますので、お茶の温度は飲みやすいほどほどの温度がおすすめです。

お茶を飲むことにより精神がリラックスすると副交感神経が優位になり、血管の拡張、血圧を下げる働きがあります。お茶に限らずリラックスすることは血圧にも有効な作用をもたらすのです。

さらに、お茶にはアミノ酸の一種である「テアニン」という旨味と甘味を引き出す成分が含まれており、脳の興奮神経の働きを抑制、副交感神経を刺激してリラックスさせる働きがあります。

日本人にとって馴染み深いという感覚もありますが、お茶を飲んでほっと一息つけるのはこういった作用も働いているのです。

過剰摂取の副作用は?

まず大前提としてどんな食べ物飲み物でも、過剰な摂取は健康にプラスの効果どころかマイナスの効果をもたらします。

常識的な範囲を超えるような摂取には個人個人で注意するようにしましょう。

本題ですが、まずカテキンには過剰摂取による深刻な健康被害は報告されていないといわれているため、カテキンの過剰摂取による副作用はあまり気にしなくても大丈夫なようです。

緑茶にはカフェインも含まれており、カフェインはカフェイン中毒という症状で知られるように、過剰な摂取による副作用があります。

しかし、1時間に缶コーヒーを50本以上飲むような非常識な飲み方をしない限り、その様な状態には至らないといわれています。

また、カテキンの一種であるタンニンはお茶の渋味を感じる成分です。タンニンは鉄分の吸収を阻害する作用があるため、過剰な摂取は貧血の症状を招く可能性があります。

常識的な量で飲めば大きな副作用で悩む飲み物ではないため、1日5、6杯程度は問題ないと考えられます。貧血が気になる人は摂取量を調整するようにしましょう。

あと、カフェインは覚醒作用もあるため寝つきの悪い人は夜に飲むのは控えましょう。

コンビニで買えるお茶のカテキン含有量

健康志向の高まりからコンビニで買えるお茶飲料にも、カテキン含有量の情報が掲載されています。情報が掲載されている飲料をいくつかピックアップしていますので参考にしてみてください。

  • 伊藤園の「おーいお茶」は100mlで約40mg
  • サントリーの「伊右衛門 特茶」は500mlで230mg、100mlで約46mg
  • サントリーの「濃伊右衛門」は500mlで320mg、100mlで約64mg
  • 伊藤園の「おーいお茶 濃い茶」は100mlで約80mg
  • 花王の「ヘルシア緑茶」は350mlで540mg、100mlで約150mg

カテキンの効果に期待して飲むのであれば、カテキン含有量の多い濃い系のものがおすすめになります。カテキンを効率良く摂取して血圧の改善に活用しましょう。

納得の検証結果がおすすめの理由!

リケン(理研ビタミン株式会社)のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが認められています。