仮面高血圧は隠れ高血圧?

仮面高血圧は通常の持続性高血圧よりもリスクが高いタイプの高血圧。特定の時間帯や場所でのみ発症するため病院の診察で発見されにくい!

仮面高血圧は隠れ高血圧?

血圧を大きく4つに分類すると血圧の正常値、高血圧、白衣高血圧、仮面高血圧となり、この中で最も危険視されているのが仮面高血圧なのです。

仮面高血圧とは?

仮面高血圧は病院の診察で測定した時の診察室血圧は正常値なのに、特定の時間帯や環境において血圧が上昇し高血圧となる状態のことをいいます。

その性質上、健康診断を受診すれば安心と油断している人には、驚くべき性質を持った高血圧といえるでしょう。

60歳以上の高齢者では30%以上、慢性的な高血圧を発症している人の中でも約50%程度は仮面高血圧を発症しているといわれており、40代以上の中年層でも増加傾向にあるといわれています。

仮面高血圧は「逆白衣高血圧」と呼ばれることもあります。これは、仮面高血圧とは全く逆の性質をもつ白衣高血圧という症状からきています。

仮面高血圧はリスクの高い隠れ高血圧

仮面高血圧は受診する機会の多い健康診断などでも発見することが難しく、病院の医師からも「特に問題ありません」と言われるケースがほとんどなので「隠れ高血圧」とも呼ばれます。

仮面高血圧が危険視されている原因にはリスクの高さがあります。

血圧が正常値の人よりも慢性的な高血圧の人はリスクが高いことは知られていますが、仮面高血圧は慢性的な高血圧よりもリスクが高いことが明らかにされており、脳卒中や心臓病の発症リスクが高いことが報告されています。

仮面高血圧の原因

仮面高血圧となる人には高血圧と診断されたことがない人と、高血圧の治療を受けている人がおり、前者で10%程度、後者で20%程度いるといわれています。

高血圧と診断されたことのない人は多くの場合、会社の健康診断や病院の診察だけで血圧の測定を行い、医師から高血圧とは診断されないことで安心すると思います。

しかし、仮面高血圧は診察時に行う血圧測定の時間帯では、血圧の上昇が見られないため見抜くことが難しいのです。

また、高血圧の治療を受けているのに仮面高血圧となるのは、高血圧の治療に使用される降圧剤の効果時間が足りないことによって起こります。

薬の効力、効果時間、副作用などには個人差があり、効力が強すぎて副作用が出る、効力が弱すぎて血圧の上昇が抑制できないなどが起こらないよう調整する必要があるのです。

仮面高血圧の種類と特徴

仮面高血圧には早朝に血圧が高くなる早朝高血圧、夜間に血圧が上昇もしくは夜間になっても血圧が下がらない夜間高血圧、職場などの特定の環境によって血圧が上昇する職場高血圧があり、仮面高血圧の原因はそれぞれのタイプによって違ってきます。

限定された特定の時間や環境でしか高血圧にならないため、高血圧の状態を発見することが難しく、発見の難しさから慢性的な高血圧へ移行するリスクが高いため注意が必要なのです。

早朝高血圧

起床後から急激に血圧が上昇し、1日で最も血圧が高い昼間と同程度まで血圧が上昇する状態。早朝から午前中に発生しやすいといわれる突然死の原因となるタイプの高血圧であり、仮面高血圧の中で最も発症する人が多いタイプです。

慢性的な高血圧、睡眠中の発汗、起床時の体内機能による血圧上昇などの要因が重複することでリスクが高まるといわれています。

夜間高血圧

一般的に血圧が下がるはずの夜に血圧が下がらない、もしくは血圧が上昇することで1日中高血圧の状態が継続し、血管に大きな負担をかける高血圧です。

主な原因となるのが睡眠時無呼吸症候群、自律神経失調症、腎臓病などあり、睡眠の質が低下することによっても高血圧がさらに促進されてしまいます。

職場高血圧

職場など特定の環境で発生するストレスによって、高血圧となるのが職場高血圧です。

主な原因は長時間労働、責任感のある仕事、ノルマのプレッシャー、人間関係などによるストレスで、性格的にストレスをため込むタイプの人は注意が必要です。

夜間高血圧と同様に血圧と自律神経は深い関係があるため、ストレスによって自律神経が乱れることは血圧上昇の原因となるのです。

仮面高血圧の対策

仮面高血圧はその性質から病院の血圧測定では、高血圧の状態であることを見抜くことは難しいとされています。病院での血圧測定ももちろん大切ですが、それだけで安心せずに家庭血圧の測定も行うようにしましょう。

早朝高血圧の症状があらわれる朝、血圧が最も高くなる昼間、夜間高血圧の対策として夜、可能であれば職場での血圧測定もしておくことがおすすめです。

家庭血圧の測定数値が135/85mmHg以上、病院での測定値が140/90mmHg未満の正常値であれば仮面高血圧となります。

特定の時間や環境に合わせて血圧の数値を確認し、仮面高血圧を判明させることが最も重要な対策となり、脳卒中や心臓病のリスクを低減させることにつながるのです。

家庭用血圧計の普及と対策

家庭用血圧計の登場、普及により家庭での血圧測定が容易となり、仮面高血圧などの発見の難しい高血圧にも対策することが可能になりました。

しかし、まだまだ普及の範囲は狭く意識の低さは否めないようです。

ここ数年の日本の死因の上位に位置する脳血管疾患や心血管疾患は、高血圧という症状が大きな要因となっています。

少しでもリスクの低減につなげるためには家庭血圧の測定は必要であり、1台備えることで恋人や家族を高血圧の症状から守ることにもつながります。

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