納豆は血圧に効果的?

高血圧対策に納豆だけが持つ「ナットウキナーゼ」が効果的!血圧の改善やアンチエイジング効果にも優れる納豆を食べよう!

納豆は血圧に効果的?

血圧に効果的な納豆の成分

納豆に含まれる納豆菌は乳酸菌と混同されがちですが、胃酸に弱い乳酸気とは違って納豆菌は胃酸に強いため、死滅することなく生きたまま腸まで辿り着き、腸内環境を改善するのに活躍します。

腸内環境を良好な状態にすることは、血圧を上げる作用をもつホルモンである「アンジオテンシンⅡ」の作用を阻害して、血管を拡張して血圧を下げると考えられています。

「ナットウキナーゼ」が高血圧に有効!

「ナットウキナーゼ」とは納豆にしか含まれていないたんぱく質分解酵素です。

人は体内で組織が損傷した時に止血する血栓作用をもっており、この作用によって出血した箇所で血が凝固して血液の流出を防いでいます。

血液の状態が正常であればこの作用に問題はないのですが、血中コレステロールなどが増加していると、血液がドロドロとしておりこの血栓作用が正常に機能せず、高血圧や動脈硬化の進行を助長してしまうのです。

ナットウキナーゼは体内にある「血栓融解酵素」の働きを促し、血栓の融解を促進する作用があるのです。納豆を摂取すればこの作用により高血圧を予防し、血栓による脳梗塞、脳出血、心筋梗塞などの発症リスクを下げることができるのです。

大豆イソフラボンの抗酸化作用

大豆に含まれる「大豆イソフラボン」はフラボノイド(ポリフェノール)の一種です。女性ホルモンであるエストロゲン程の作用はありませんが、それと似た働きをもつため「エストロゲン様物質」と呼ばれています。血流改善による血圧を下げる効果、悪玉コレステロールの減少、血管障害による疾患の予防などの効果に期待できます。

大豆レシチンの乳化作用

大豆に含まれている「レシチン」は脂質の一種で、水と脂質を混ぜ合わせる「乳化作用」をもつ成分です。この乳化作用によって血管壁に付着したLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を除去し、動脈硬化の進行を予防する効果があります。

サポニンの抗酸化作用

大豆に含まれる苦味や渋味成分である「サポニン」は、優れた抗酸化作用をもっており、活性酸素によって酸化した「過酸化脂質」を抑制、血中脂質を低下させることができます。

過酸化脂質は血栓のもとにもなるため、血栓の生成を抑制することにもつながります。他にも、コレステロール値の上昇を抑制、脂肪の吸収を抑制して肥満を防止する作用などがあります。

ポリアミンの動脈硬化予防

納豆には「ポリアミン」という成分も含まれています。ポリアミンは細胞の再生に必要な成分で、新陳代謝や老化防止に効果があります。加齢とともに体内でポリアミンを生成する能力が低下するため、納豆などポリアミンの含有量が多いものを摂取することが必要になります。体内のポリアミンの濃度が高くなることで、血管の状態を良好にし高血圧や動脈硬化の予防に役立ちます。

ビタミンK1、K2が血圧改善をサポート

納豆は大豆から加工されることによって、ビタミンK1、K2の含有量が大幅に増加し、カルシウムの定着をサポートします。カルシウム不足になると骨からカルシウムが溶け出し、血液がドロドロになる原因となるため、カルシウムの摂取は血圧改善に欠かせない対策になります。

ミネラルの高血圧対策

体内に摂取された余分な塩分を排出するナトリウム、不足すると血液循環の低下要因となるカルシウム、血管の機能サポートや血圧調整に欠かせないマグネシウムなど、納豆は血圧に有効なミネラルをバランスよく含んでいます。

食物繊維で腸内環境を改善

同量のごぼうよりも多くの食物繊維が納豆には含まれており、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を食物繊維の理想のバランスといわれる2:1の割合で含んでいます。

血圧に効果的な納豆の食べ方

納豆の血圧を下げる効果は「粒納豆」

ひきわり納豆は加工過程で老化防止の成分である「ポリアミン」が流出しやすいため、ポリアミンを多く摂取するためには「粒納豆」を選ぶようにしましょう。また、表面積が多いほど納豆菌が多くなるため、ひきわりの次に表面積の多い小粒納豆がおすすめです。

納豆は食べる前に冷蔵庫から取り出す

納豆菌が最も活性される温度は約40度前後だといわれています。10度以下で冷蔵保存をすると納豆菌の繁殖力が低下しているため、食事の30分前くらいに冷蔵庫から出しておきましょう。

納豆は混ぜることで効果アップ

50回ほど混ぜることで酸素を取り込み納豆菌の繁殖を促進します。また、老化防止効果をもつ「ポリアミン」の量を増加させることができます。栄養だけではなく空気を含むことで味がまろやかになり、納豆のネバネバに含まれるグルタミン酸(旨味成分)が、納豆をより美味しくしてくれます。

醤油の付け足しで塩分の過剰摂取?

納豆を食べる時にやってしまいがちな醤油の付け足し。高血圧の人なら特に注意しておかなければならない塩分の過剰摂取。付属のタレには1g弱の塩分が含まれているので、追加で醤油をかけると塩分の過剰摂取になりがちに。

醤油の代わりにねぎ、のり、鰹節などの薬味で香りや食感をプラスすることによって、醤油の使用量を減らしてみましょう。ちなみに鰹節やのりの塩分は気にしなくてもいいほど微量なので安心してください。納豆のタレは食べる直前に入れるようにしましょう。納豆の塩分によって納豆菌の繁殖を阻害してしまうからです。

また、生の玉ねぎは血圧改善効果に有効な成分をもっており、納豆の柔らかい食感や甘みと、玉ねぎのシャキシャキとした食感と辛味が、絶妙にマッチするのでおすすめの食べ方です。

熱に弱い納豆の有効成分

火を通すと独特な香りが強くなるので好き嫌いが別れがち。納豆菌は100度以上の熱湯の中でもしばらく生きられますが、血圧改善の有効成分であるナットウキナーゼは70度以上で壊れるので熱を通すのはおすすめできません。というわけで納豆は加熱せずにそのまま食べるのがおすすめです。

夕食の摂取で危険な高血圧を予防?

納豆は夕食に食べるのが一番効率がよく、睡眠中にできやすい血栓を納豆の働きで予防することができます。これは早朝高血圧によって起こる脳卒中や心臓病のリスクを予防するためにもおすすめな方法です。ちなみに、納豆のおすすめ摂取量は1日1~2パック(50~100g)ほどです。1パック当たり100kcalと意外とカロリーがあるので過剰摂取には注意しましょう。

納得の検証結果がおすすめの理由!

リケン(理研ビタミン株式会社)のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが認められています。