玉ねぎが血圧を下げる効果とは?

高血圧を下げる身近な定番食品「玉ねぎ」!高血圧だけではなく様々な作用により健康をサポート!

玉ねぎが血圧を下げる効果とは?

玉ねぎは身近ですぐに手に入りやすい、価格が安い、幅広い料理に使える、健康効果の高さが見直されているなどからコストパフォーマンスに優れた定番野菜のひとつです。

玉ねぎには高血圧の対策としてもおすすめの効果をもっていますが、糖尿病に対する予防効果ももっています。実は、高血圧と糖尿病は併発するリスクも高いため、どちらにも効果的な成分があるというのもおすすめなポイントなのです。

玉ねぎの血圧改善に有効な成分

玉ねぎは身近にありすぎるせいか、血圧に有効な成分が含まれていることをあまり知られていないため、その効果を知らない人も意外と多いようです。

ポリフェノールといえば抗酸化の作用で有名ですが、赤ワインやブルーベリーと結びつける人はいても、玉ねぎと結びつける人は少ないのではないかと思います。しかし、玉ねぎにも抗酸化作用をもつ成分が含まれているため、高血圧を改善する効果はあるのです。

また、それほど多くはありませんが高血圧には欠かせないカリウムも含んでおり、ほかにも食物繊維やオリゴ糖による腸内環境をを整える作用もあります。ちなみに、腸内環境を整えることも高血圧の改善には有効です。

これらの作用をもっており食べ過ぎによる副作用もほとんど報告されていないため、玉ねぎは使い勝手が良くおすすめなのです。

硫化アリルが血液をサラサラにする効果

玉ねぎに含まれる「硫化アリル」という成分も抗酸化作用をもつ物質のひとつで、玉ねぎ特有の絡み成分でもあり、また、玉ねぎを切ると涙が出るのは硫化アリルによるものです。

硫化アリルって何?となると思いますので簡単な説明を加えると、ポリフェノールとは「ファイトケミカル」という野菜に含まれる害虫から自分を守るために生成される成分で、ファイトケミカルを分類するとポリフェノール、カロテノイド、硫黄化合物があります。

この成分を人が摂取することで、抗酸化作用という健康的にプラスの効果が得られるのです。

つまり、玉ねぎを摂取することで硫化アリルの抗酸化作用により、中性脂肪を減少させる効果やHDLコレステロールの増加とLDLコレステロールの減少などで血液をサラサにすることができるのです。また、脳梗塞や心筋梗塞などの要因となる血栓の生成を抑制する効果もあります。

ケルセチンで体内の酸化を予防

玉ねぎには抗酸化作用をもつポリフェノールの一種「ケルセチン」も含んでいます。ケルセチンはレタスやブロッコリーなどの野菜にも含まれていますが、玉ねぎに含まれるケルセチンの含有量は豊富です。

ケルセチンは高血圧の原因となるコレステロールの酸化、動脈硬化の進行、血管の老化などを抑制する作用をもっています。抗酸化作用をもつ食品は血管年齢の維持や若返らせたりすることで、高血圧の改善にも役立つということです。

糖尿病対策が高血圧対策にもつながる

硫化アリルは血液中の糖分の代謝を促進、インスリンの分泌を促進することで血糖値の改善にも効果があり糖尿病の予防につなげることができます。

前述の通り高血圧と糖尿病は関連性の高さが知られており、慢性的な高血圧の人は糖尿病を発症する確率が約3倍も高くなり、糖尿病を発症している患者では約50%が高血圧を発症しているといわれているのです。

腸内環境の改善が血圧の改善にも有効

腸内環境の悪化は体内で活性酸素を発生させやすくなり、活性酸素が増加すると血管の老化や脂質の酸化が起こりやすくなるのです。

玉ねぎに含まれる食物繊維やフラクトオリゴ糖は腸にいる善玉菌の増殖を助け、腸内環境を整える作用があります。玉ねぎに含まれる食物繊維の含有量は多いほうではありませんが、フラクトオリゴ糖は100gで3g弱となかなか多いほうです。

ちなみに、オリゴ糖はその名の通り糖分に該当しますが、人の消化作用では消化や吸収されにくい物質であるため、糖分の取りすぎにつながることはありません。

玉ねぎの食べ方のすすめ

玉ねぎの食べ方のすすめ

玉ねぎの1日の摂取量目安は1/4個(50g前後)といわれており、使用するときの注意点としては、玉ねぎの有効成分である硫化アリルは水溶性のため、水に溶けやすいのでなるべく水にさらさないように気をつけましょう。

玉ねぎのほとんどの栄養成分は生でも加熱しても変化はないといわれていますが、血圧の改善に効果のある硫化アリルは熱にも弱いので生で食べるのがおすすめです。

どうしても玉ねぎを生で食べにくいときは、加熱の場合であれば切ってあと暫く放置してから加熱という手順で、水にさらすのも数分以内にしておくと効力を失いにくいです。また、なるべく薄くスライスするというのも辛味を緩和しやすいです。

加熱で血圧に有効な成分は壊れる?

玉ねぎに含まれる硫黄化合物の成分は硫化プロピルであり、硫化プロピルは硫化アリルの一種となります。つまり、硫黄化合物の一種が硫化アリルで、硫化アリルの一種が硫化プロピルという関係になります。

硫化プロピルは空気に触れたり軽い加熱によって「トリスルフィド」という物質に変化し、さらに長時間の加熱によって「セパエン」という物質に変化します。

これらも中性脂肪やコレステロールを減らす作用をもっており血圧を改善することはできますが、変化前の硫化アリルより効果は減少するといわれています。

しかし、玉ねぎを生で食べることに無理がなければおすすめですが、生で食べることにストレスを感じるようなら加熱して食べるようにしましょう。無理をすることでストレスがたまるのも高血圧にはよくないからです。

納得の検証結果がおすすめの理由!

リケン(理研ビタミン株式会社)のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが認められています。