妊婦の血圧が高い場合の危険性

妊婦の血圧管理は母体だけではなく、胎児の健康状態にもつながる。こまめな血圧測定と生活習慣に注意して、「妊娠高血圧症候群」を回避しよう!

妊婦の血圧が高い場合の危険性

慢性的な高血圧は脳卒中や心筋梗塞などによる突然死のリスクを高めるため、血圧の管理は健康管理のひとつとして重要な意味をもっています。

それは妊婦も同様で、妊娠すると身体の急激な変化により高血圧を発症するリスクがあり、妊婦の高血圧は妊婦自身と赤ちゃんにも悪影響を与える可能性があるため注意が必要なのです。

妊婦の血圧正常値

妊婦の血圧正常値にはガイドラインに明確な規定値がありません。

そのため、妊娠高血圧症候群と診断されない診察室血圧で140/90mmHg未満、家庭血圧で135/85mmHg未満が血圧の正常値となります。

妊娠高血圧症候群に注意!

妊娠20週以降から出産後12週までに血圧の数値が140/90mmHg以上の状態を妊娠高血圧症候群(PIH、妊娠中毒症)と呼び、妊婦や胎児に様々な合併症を引き起こすリスクを高めるため血圧の管理が重要性を増します。

妊婦へのリスクとしては脳出血、腎機能障害、肝機能障害などの可能性があります。胎児へのリスクには発育不全、機能不全などがあり、最悪の場合では子宮内で死亡するケースもあります。

妊婦の高血圧は出産後も慢性的な高血圧へと移行するリスクもあるため、妊娠中の高血圧を一時的なものとして考えるのは注意が必要です。

高血圧にならないことが最善ですが、発症した場合は妊婦自身に限らず赤ちゃんにまで危険が及ぶ可能性があるので、放置せずにしっかりと対策するようにしましょう。

診察室血圧と家庭血圧

病院で測定する血圧の数値を診察室血圧といい、近年では診察室血圧と家庭血圧の両方の測定が重要性を増してきています。

妊婦は特に病院でのみ高血圧となる白衣高血圧という症状に注意が必要になります。

白衣高血圧はプレッシャーやストレスによって医師や看護師を前に血圧測定をすると、交感神経の活性、心拍数の上昇、血管の収縮が起こり血圧が上昇する症状です。

家庭血圧の数値が正常であれば病院での血圧測定で高血圧になっても、医師と相談しながら適切な処置を行えるようになります。

妊婦にとって慢性の高血圧か白衣高血圧かを見極めることは大切なことなのです。

妊婦の血圧が高い原因

妊婦は妊娠によって体内の血液量が約1.3倍ほど増加します。通常であれば子宮や腎臓などの血管は拡張し、血圧を一定に保つ機能によって血圧は一定に保たれます。

しかし、何らかの原因によって血管の拡張機能が正常に働かず血圧が高くなるといわれており、妊婦の血圧が高くなる明確な原因は判明していませんが、近年では胎盤の形成不全や機能不全が原因ではないかと考えられています。

また、妊婦の血圧が高い原因には以下のような妊婦が該当しますので、該当する場合は可能な限り対策をするようにしましょう。

高齢出産

35歳以上で発症リスクが高くなり、以降、高齢になるほどリスクが高まります。加齢とともに血管が老化しやすいことがリスクの要因となっています。

初産婦(しょさんぷ)

初めての妊婦は発症するケースが多いといわれています。また、初産で妊娠高血圧症候群を発症すると、2度目以降は50%前後の高い確率で再発するリスクがあるといわれています。

女性の出産年齢は上昇傾向にあるため「高齢初産」になるケースも増えていますが、高齢と初産という2つの危険因子がよりリスクを高めてしまうため注意が必要となります。

肥満、痩せすぎの人

妊娠前の体重が55kg以上、BMI25以上(非妊娠時体重÷身長×身長)、妊娠すると赤ちゃんへの栄養を必要として食欲が増加するため急激に体重が増加しやすいので注意が必要です。

急激な体重増加は妊娠高血圧症候群のリスクを高めます。また、痩せすぎの人も身体への負担が大きくなるため、肥満の人と同様にリスクが高くなる傾向にあります。

妊娠前からの高血圧

妊娠前から収縮期血圧130~139mmHg、拡張期血圧80~89mmHgでも、妊娠高血圧症候群の発症リスクは高くなると考えられています。

遺伝

家族に妊娠高血圧症候群または高血圧を発症した人がいる場合、リスクが高まることが報告されています。通常の高血圧においても発症しやすいリスクは遺伝します。しかし、発症リスクが遺伝するだけで、生活習慣に注意すれば発症を未然に防ぐことができます。

その他の原因

妊婦に負担の大きい双子以上の多胎妊娠、通常の高血圧でも発症リスクとなるストレスや睡眠不足、妊婦特有のマタニティーブルーなどはリスクが高まるので注意が必要となります。

妊婦の血圧を下げる方法

妊婦の血圧を下げる方法

通常の慢性的な高血圧でも大きな要因となるのは生活習慣です。生活習慣には食事、飲酒、喫煙、運動、睡眠、ストレスがあり、これらの習慣を乱さなければ高血圧の発症を生涯において抑制できると考えられています。

妊婦の血圧が高い場合も慢性的な高血圧と同様に、多くの場合は生活習慣の乱れから発症することが多いため、まずは最善を尽くすためにも生活習慣を見直すことからはじめてみましょう。

こまめな水分補給を意識しよう

妊娠すると胎児への栄養供給のため必要な水分量も増加します。

通常の状態であっても人は1日に約2リットル(一般的な統計で体重などによる個人差あり)程度水分補給する必要があるといわれ、食事により約0.5リットル水分を摂取できるため、残りの約1.5リットルの水分を飲むことによって補給することがすすめられています。

体内の水分不足は血液の粘度が増しドロドロの状態になりやすく、ドロドロの血液を循環させるために血圧は上昇しやすくなるという悪循環が生じてしまうのです。

水分を適切に摂取して妊婦の高血圧を予防しましょう!

水分補給で妊婦の高血圧予防

まず「一気飲み」はいけません。一気飲みはむくみの原因になりますし、一度に大量に飲んでも体は水分を吸収しきれないのです。

どうしても飲みにくいときは1日の中で水分をとるタイミングを決めて、細かく時間を分けて摂取することがポイントになります。

また、冷たい水よりも常温、常温よりも温かめの「白湯」がおすすめです。

冷たい飲み物は体を冷やし血管の収縮や血圧の上昇を招きます。逆に温かい飲み物は精神をリラックスさせて、リラックス効果や体を温めることは血圧を下げることにつながるのです。

生活習慣全般に注意しよう

妊婦は安定期に入ると過食になりがちで、体重が一気に急増する人も多いです。特に塩分や脂質の多い食事は高血圧の危険因子となるため注意しましょう。

また、不足しがちなミネラル(カリウム、カルシウム)をなるべく多く摂取するように心掛けましょう。食物繊維や乳酸菌などを摂取すると、腸内環境が改善されて血圧にも良い影響を与えます。

アルコールの摂取やタバコの喫煙は、妊婦への悪影響はもちろんのこと、特に胎児への悪影響が大きいため控えるようにしましょう。

運動習慣を身につけよう

妊婦は運動不足になりがちですが激しい運動はおすすめできません。妊婦におすすめできる運動は、運動強度の軽いウォーキングです。

ウォーキングは有酸素運動に該当し、脂肪を燃焼する効果が高いためダイエットにも適しており、慢性的な高血圧でもおすすめできる運動なのです。

血液中の脂質を減らして血流を改善、便秘解消などの効果に期待できます。妊婦は安定期となる妊娠16週目からはじめてみましょう。

また、運動は一時的ではなく習慣化することによって効果があり、一時的なものでは効果はほとんど期待できません。

運動が習慣化するとダイエット効果意外に睡眠の質の改善、ストレスの解消、妊婦の特有の症状であるマタニティブルーの抑制などの効果があり、高血圧の危険因子となるこれらの改善にも好影響を与えます。

妊婦の高血圧のリスク

妊婦が特に注意しなければいけないのは高血圧による合併症の危険性です。

妊婦が高血圧を発症すると妊婦自身もそうですが、赤ちゃんにまで危険が及ぶ可能性もあるため注意が必要となります。

妊婦の高血圧であらわれる可能性のある症状は以下のようなものがあります。

脳出血(脳卒中)

何らかの原因によって脳の血管が破裂、出血を起こして脳に血腫ができる症状ですが、妊娠高血圧症候群を発症しても脳出血の頻度は高いほうではありません。

しかし、発症すると死亡リスクの高い病気で、あまり知られてはいませんが妊婦の死因の上位に位置しており、妊娠高血圧症候群によってリスクが高まるため、血圧が高い数値を示す場合は注意が必要となります。

肺水腫

肺の血管内の血液量が増加、血管から酸素や栄養供給のため染み出す血液量のバランスが崩れ、肺胞や気管支に水がたまることを肺水腫といいます。息苦しさ、胸痛、咳などの症状がでます。

HELLP症候群(ヘルプ症候群)

溶血(Hemolysis)、肝酵素上昇(Elevated Liver enzyme)、血小板減少(Low Platelets)の頭文字をとったもの。血液の凝固作用に障害が生じ、肝臓に損傷を与えて肝機能に障害を引き起こす症状で、主に妊娠後期から出産後にかけて発症します。

発症原因は不明とされ、妊娠高血圧症候群との明確な関連性も確認されていませんが、発症リスクが高くなることは明らかにされています。

子癇(しかん)

妊娠20週目以降の妊婦に発症し、急激な高血圧によって痙攣、意識障害、視野障害の状態に陥ることです。激しい頭痛や閃光感などの症状があらわれます。

妊娠高血圧症候群による最悪の合併症ですが、発症率が高いわけではありません。医師と相談しながらしっかり血圧コントロールを行い予防するようにしましょう。

胎児発育不全、胎児機能不全

胎盤や子宮内への血液の供給量が低下すると、胎児へ血液を通しての酸素や栄養が行き届かないため、胎児の発育が不十分となるリスクがあります。

血液の供給が長期的に不足すると脳や身体に障害を発症するリスクが高まり、さらに酸素が行き渡らない状態が続くと最悪の場合死に至ります。

常位胎盤早期剥離

常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)とは、子宮から胎盤が剥がれ落ちる症状で、胎盤を通じて酸素や栄養を得ている胎児への酸素供給が止まるため、胎児にとって大変危険な状態となります。また、胎盤が剥がれ落ちたことによる大量出血で妊婦にも危険が及びます。

気になる高血圧に!

その名のとおりわかめから抽出されたアミノ酸の集合体が「わかめペプチド」で、わかめペプチドには血圧を上昇させる「ACE(アンジオテンシン変換酵素)」の働きを阻害する作用があります。

(※ ACEの阻害作用は医薬品にも用いられている方法です。)

「ふえるわかめちゃん」などでお馴染みの食品メーカー「理研ビタミン株式会社」のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが確認されています。

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