高血圧はラーメンに注意?

ラーメン一杯に含まれる塩分は思ったより多く、スープはなるべく残すべき!?ラーメンだけだと栄養が偏りがちなので、バランスよい食事を心掛けよう!

高血圧はラーメンに注意?

外食は塩分や脂質の誘惑が多いため注意が必要です。

なかでも多くの日本人から支持されるラーメンは苦手な人も少なく、外食で食べられる頻度も上位に位置するほどとても身近な食べ物です。

しかし、多くのラーメンは過剰や偏食の原因に?

ラーメンに関する知識を身につけて健康へのマイナスにならないように注意しましょう。

ラーメンが高血圧に影響する?

ラーメンを大好きな人がスープを残さず飲み干す生活を続けて、高血圧を発症して医者からラーメンを食べることを止められるというのは実はよくある話です。

高血圧を引き起こすラーメンの要因とは?

ラーメンに含まれる塩分

ラーメンの1番の問題になるのが1杯に含まれる塩分量です。

ラーメンの種類といえば醤油、味噌、とんこつ、塩など色々ありますが、ラーメン一杯に含まれる塩分はおおよそ5g前後となかなかの量が含まれています。

もちろん個々の製法によって違いはあるため参考程度の話にはなりますが、一般的なカップラーメンや袋ラーメンなども大体同程度の塩分が含まれています。

日本高血圧学会のガイドラインでは1日の塩分摂取量は6g未満を推奨。

また、WHO(世界保健機関)では1日5g未満を推奨としています。

つまり、ラーメン1杯に含まれる塩分量で1日の推奨量を満たすということになり、これに加えてあと2食を食べれば容易に塩分の過剰摂取となってしまうのです。

日本人の塩分摂取量は年々減少しているとはいえ、これらの基準の2倍前後はあることが明らかにされており、世界から見ても日本人は塩分摂取量の多い国なのです。

高血圧を予防するラーメンの食べ方

知ると知らないじゃ大違い?

どうしても外食でラーメンを食べたいときは以下のことに注意して、高血圧のリスクを高めない工夫がすすめられます。

ラーメンのスープは残す

ここまでの説明にあるように、ラーメンはたったの1杯で1日分の塩分推奨量を満たすほど、塩分の多い食べ物であることは間違いありません。

麺にも塩分が含まれており、また、スープが麺に絡むため、スープをほとんど飲まなくても塩分の摂取量はかなり多いのです。

どうしてもラーメンを食べたいときはなるべくスープは残すようにしましょう。

つけ麺タイプは意味がない?

つけ麺タイプのラーメンなら汁も残るしいいのでは?そう思われる人は多いかもしれませんがそれは対策にならないようです。

つけ麺タイプの多くは味が足りないと感じることがないように味を濃厚にしていることが多いといわれています。高血圧を予防するためにつけ麺タイプを選ぶのであれば、通常のラーメンで汁を残すほうがおすすめです。

とんこつラーメンはNG

動物性脂肪には飽和脂肪酸が含まれており、飽和脂肪酸は中性脂肪やLDLコレステロールを増加させる作用があります。

当然、とんこつラーメンにはたっぷりと動物性脂肪が含まれているため、一番おすすめできないタイプのラーメンになります。

高血圧や動脈硬化を促進させる要因として塩分の過剰摂取がありますが、中性脂肪やコレステロールなどの脂質の過剰摂取も要因のひとつなのです。

味噌ラーメンがおすすめ

味噌にも塩分は含まれていますがそれを打ち消すほどのメリットがあります。

味噌には塩分の吸収を30%程度抑制する成分が含まれているため、体内における味噌自体の塩分摂取量を抑えることができます。

また、味噌には他にも抗酸化作用、利尿作用、LDLコレステロールを減らす作用など高血圧対策に適した効果をもっているのです。

インスタントラーメンでも高血圧対策!

インスタントラーメンでも高血圧対策!

一人暮らし、時間のないとき、小腹がすいたときの強い味方。

それがインスタントラーメンです。

しかし、インスタントラーメンもそのままではやっぱり栄養面では残念なことになってしまいがち。インスタントラーメンでもちょっとした工夫で高血圧のリスクを低減できるのでその工夫を紹介します。

ちなみに、外食時と同様にラーメンのスープは残すようにしましょう。

油揚げ麺よりもノンフライ麺がおすすめ

麺のタイプを選ぶときは油揚げ麺よりもノンフライ麺を選ぶようにしましょう。

麺だけで見たとき油揚げ麺は、その名称のとおり加熱した食用油で揚げているためカロリーは高めになります。

一方、ノンフライ麺は熱風を利用して乾燥させるため麺に油を使用しておらず、油揚げ麺よりも低カロリーになるというわけです。

それぞれの種類によってまた違ってきますが、油揚げ麺の脂質は20g前後なのに対してノンフライ麺は5g前後、約4分の1程度にまで減らすことができるのです。

高血圧の予防には塩分の摂取量に注意が必要とされますが、同様に脂質の摂取量にも注意が必要となります。油揚げ麺よりも脂質の少ないノンフライ麺を選ぶようにしましょう。

茹でたお湯は捨てる!

麺を茹でるときにつかったお湯は捨てましょう。

ほとんどのインスタント食品は食品添加物としてミネラルの一種「リン」が使用されており、リンの過剰摂取によるデメリットを減らすことが理由になります。

リンは骨や歯をつくり糖質の代謝を高める役割をもっていますが、過剰に摂取すると骨のカルシウムを流出させ骨密度を低下させる原因にもなります。

また、過剰摂取は高血圧とつながりの深い腎臓の機能低下を招き、血管壁のプラーク形成による動脈硬化の症状を進行させることにもつながるのです。

つまり、リンの過剰摂取は高血圧のリスクを高める要因になるのです。

リンは加工食品などに食品添加物として広く使用されており、一般的には摂取量が不足することはなく、むしろ過剰摂取のほうが問題になっている成分とされています。

そのため、手間でも麺を茹でたお湯は捨てることがすすめられるのです。

とにかく野菜を追加しよう!

袋ラーメンの一番の問題はやはり栄養成分の不足です。

袋ラーメンには栄養成分があまりないことに加えて塩分が多いため、たくさん食べるほどに血管など体内を老化させる原因になりやすいとされています。

食べるときは栄養成分が豊富なキャベツや白菜を主軸にもやしやきのこ類などを入れ、ネギやのりなどのトッピングを追加して栄養成分をカバーするようにしましょう。

締めのラーメンは高血圧への近道!?

締めのラーメンは高血圧への近道!?

飲み会などアルコールを飲んだ後の「締めのラーメン」は高血圧のリスクを一気に高める悪魔の誘惑。実は、締めにラーメンを食べたくなるのは人の生理作用が関係しているといわれています。

飲酒後にラーメンを食べたくなる作用とは?

体内にアルコールが摂取されるとアルコール成分を分解するために、糖分、アラニン(アミノ酸の一種)、グルタミン酸(これもアミノ酸の一種)、亜鉛などが消費されます。

血液中の糖分が消費されると血糖値が低下、満腹中枢は血糖値が低下したのを感知すると空腹の状態であると錯覚して空腹感を感じてしまうという仕組みになっています。

この状態でラーメンを食べたくなるのは消費された栄養成分である糖分、アラニン、グルタミン酸、亜鉛などの成分をラーメンが含んでいるためです。

つまり、消費された栄養成分を体が求めているということなのです。

繰り返すと単純な心理作用も働いている可能性はありますが。

こういった作用により飲酒後は締めにラーメンを食べたくなるというわけです。しかし、締めのラーメンは容易に栄養過多、偏食の状態に陥り血圧を上昇させる大きな原因となるため、締めのラーメンの元凶となる飲酒の頻度には注意するようにしましょう。

納得の検証結果がおすすめの理由!

リケン(理研ビタミン株式会社)のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが認められています。