食塩感受性高血圧とは?

食塩の摂取によって血圧が上昇しやすい食塩感受性高血圧。主な要因は腎臓の機能障害!?食塩感受性の高血圧でなくても、過剰な塩分摂取は後発的に発症するリスク!?

食塩感受性高血圧とは?

食塩感受性高血圧とは、塩分を摂取することによって血圧が上昇しやすい高血圧のことをいいます。食塩感受性高血圧に該当する場合は、生活習慣の中でも減塩することによって血圧を下げることに期待ができます。

食塩感受性高血圧のメカニズム

食塩感受性高血圧は、腎臓の機能障害による塩分排泄能力の低下が原因と考えられています。腎臓は血液中の塩分濃度を一定に保つために、塩分の再吸収と排泄を行っています。血液中の塩分濃度が薄ければ再吸収し、塩分濃度が濃くなれば排泄といった調節です。

食塩感受性高血圧の人は腎臓のこの調節機能に障害を起こしやすく、再吸収が強く作用、排泄が抑制されることで、塩分が体内に留まりやすくなってしまうのです。

体内に塩分が留まると血液中の塩分濃度を一定にするため、血液内に水分が送られることにより血液量が増量、たくさんの血液を循環させるために血圧が上昇します。

食塩感受性高血圧の診断

食塩感受性高血圧にはまだ明確な診断基準が確立されていません。塩分を摂取したときの血圧の上昇具合によって、自己診断するしかありません。

食塩感受性高血圧の判断目安
両親、またいずれか食塩感受性高血圧
肥満、メタボリックシンドローム
中高年、加齢による要因
腎臓の機能障害
塩分の過剰摂取、外食の頻度が多い

日本人は約40~50%の人が食塩感受性高血圧に該当するといわれています。食塩感受性高血圧に該当する場合は、減塩によって血圧を下げることが期待できますので、過剰な摂取制限にも注意しながら「適塩」を心掛けていきましょう。

1日の塩分摂取量は減塩ではなく適塩に

高血圧の症状に悩む人や健康志向の強い人は、高血圧の進行や動脈硬化などのリスクを低減するために過剰な減塩を行いがちですが、塩分は人の生命活動において欠かすことのできない重要なものです。

世界基準である1日の塩分摂取量5g未満であれば、ある程度は塩分を摂取することも大切です。健康は過剰に負荷をかけることも過剰に減らすこともマイナスになることが多いため、適量を知り適量を意識することが大切なのです。

食塩非感受性高血圧というタイプもある?

塩分の摂取によって血圧が上昇しやすい食塩感受性高血圧とは逆に、塩分を摂取しても血圧への影響が少ないタイプを「食塩非感受性高血圧」と呼びます。

食塩非感受性高血圧であった場合、塩分を過剰に摂取しても体内の調節機能が正常に作動することで、体内の塩分濃度は正常に保たれ、余分な塩分を体外へ排泄することができます。

そのため、このタイプの高血圧に該当する場合、高血圧を改善するために塩分の摂取量を減らしても、血圧を改善する効果はあまり期待できないとされています。

食塩非感受性高血圧でも注意!

しかし、食塩非感受性高血圧だからといって安心はできません。現状、腎臓の機能が正常に働いているため、塩分による血圧の上昇の影響は少ないはずですが、腎臓の機能が低下すれば、後発的に食塩感受性高血圧になってしまうリスクはあるのです。

腎臓には老廃物を濾過するための毛細血管がたくさんあり、毛細血管は高血圧による影響を受けやすく、高血圧患者が腎臓病を併発するリスクは約30%と関連性が高いため油断はできないのです。

また、塩分の過剰摂取は高血圧や腎臓病のリスクだけではなく、がんなどのリスクを高めるともいわれていますので、どちらのタイプであっても適塩を意識するようにしておきましょう。

納得の検証結果がおすすめの理由!

リケン(理研ビタミン株式会社)のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが認められています。