高血圧だとサウナは危険?

様々な症状に効果的で健康にいい「サウナ」。しかし、高血圧の人はかえって危険な状態に陥るリスクが高くなる?サウナが血圧を上昇させる仕組みとは?

高血圧だとサウナは危険?

健康へのプラス効果や汗をかく気持ちよさから人気の高いサウナ。

サウナは発汗、美肌、血行促進、疲労回復などの作用があり、サウナ後の水風呂はリウマチ性関節炎、自律神経失調症、更年期障害などにも効果があるといわれています。

また、調査研究によって心血管疾患、突然死 全死亡リスクを低下させるという報告もあり、寿命を延ばす効果があるともいわれています。

しかし、サウナは入り方を間違えば健康な人でも危険性のあるものです。

サウナを利用して死亡するという事故件数は年間で1万件を超えるといわれており、脳梗塞や心筋梗塞による突然死のリスクを高めてしまうのです。

高血圧の人ではかえって症状を悪くする危険性があるため、特に症状がかなり進行している場合はサウナの利用は控えたほうがいいでしょう。

サウナによる血圧の変化と危険性

血圧は運動やストレスによっても変化し、気温などの温度によっても変化します。

サウナを利用する際の一連の流れで、服を脱いだり体温が上昇したりなどの体温の変化は血圧の上下に影響し、その変動が大きくなるほど血管への負担になってしまうのです。

サウナは血流を約2倍程度、血圧を10%以上も上昇させるといわれており、サウナの利用によって高血圧の人への影響はときに計り知れないものになります。

体温の変化などで体内に起こる血圧変動の仕組みとは?

サウナの高温による血圧上昇

サウナ室での高い温度は交感神経を刺激して血圧の上昇につながります。

人は様々な刺激によって興奮、交感神経を活性させて身体の活動活発にさせる生理作用があります。その刺激は強くなれば強くなるほど交感神経を刺激するのです。

特にサウナ室での高い温度という刺激は交感神経を活性しやすく、交感神経の活性は心拍数の上昇、血管の収縮などが起こり血圧が上昇するのです。

通常の人であれば一時的な血圧の上昇は健康な状態の血管が対応してくれます。

しかし、高血圧の人はすでに血管に負担をかけて血管の状態が良好でない場合が多く、サウナは血管にさらなる負担をかけることにしかなりません。

汗の排出は血液がドロドロに

サウナの楽しみでもあり健康作用でもある汗をかくこと。

しかし、汗をかくと体内の水分を消費するため血液の粘度を高めてしまうのです。血液の粘度が高まるというのはつまりドロドロした状態になるということです。

ドロドロの血液を循環させるため心拍数は上昇し血圧もより高くなってしまうのです。

もともと血圧がちょっと高めだったりすでに高血圧を発症している人は、より血流が低下しやすくこれらの作用により血管にダメージを与えやすいのです。

サウナ後の水風呂もリスクに

サウナでかいた汗やほてった体を冷やすのに利用したい水風呂。

体温の上昇によって交感神経が刺激されて血管の収縮による血圧の上昇が起こっている体に、冷たい温度という刺激は危険性を増します。

もともと人は温度が下がるという事象に対して、血管は収縮することによって熱を逃がさないようにする機能があり、これによって体温の低下を抑制するとともに血圧が上昇してしまうのです。

つまり、先に説明したような高温による刺激や血液がドロドロになった状態に、さらに血流が低下するようなことが起こればリスクが高まるのは必然といえるのです。

脳梗塞や心筋梗塞とのつながり

脳梗塞や心筋梗塞とのつながり

脳梗塞や心筋梗塞は血栓(血のかたまり)が詰まることによって起こる病気です。

そもそも血栓とは血管壁(血管の内側)を損傷することで生成され、高血圧を発症し血圧が高くなるほど血管に強い圧力がかかることによって損傷し生成されやすくなります。

血栓は傷口をふさぐために生成されますが血流が強くなるほど剥がされやすくなり、剥がされた血栓が脳や心筋(心臓の筋肉)などで梗塞(詰まること)を起こすのです。

サウナがこれらを引き起こすつながりとは?

血液の粘度が高まってドロドロになると血液が固まりやすくなるため血栓は生成されやすくなり、血流が上昇しているため血栓が剥がされやすいというわけです。

高血圧の状態であれば通常の状態よりもさらに血栓が生成されやすいため、脳梗塞や心筋梗塞のリスクをさらに高めてしまうのです。

血圧の乱高下に注意!

高血圧の人は特に血圧の乱高下(短期間の激しい上下)に注意しなければいけません。

急激な温度差による血圧の乱高下が起こることを「ヒートショック」と呼び、ヒートショックは突然死を招くリスクになることが明らかにされているのです。

ヒートショックによる突然死は溺死、心臓発作、急性心筋梗塞などがあり、急激な温度変化が大きくなるほど、また、高齢になるほどリスクが高まります。

高血圧の症状が進行すると自宅で行う通常の入浴でさえ注意が必要となります。

ヒートショックによる死亡事故と高血圧との関連性が高いことが理由で、高血圧でのサウナの利用は極力避けてどうしても利用したい場合は医師にしっかり相談するようにしましょう。

納得の検証結果がおすすめの理由!

リケン(理研ビタミン株式会社)のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが認められています。