海藻類で血圧を改善

ミネラルの宝庫、海の大豆、最軽量の健康食品と呼ばれる海藻類「海苔」!ストックしやすく、優れたコストパフォーマンスを持つ海苔の栄養が、生活習慣病の改善に効果的!

海藻類で血圧を改善

血圧に有効な海藻類の成分

海藻類は緑藻(りょくそう)、褐藻(かっそう)、紅藻(こうそう)の3つに分類され、今回メインで紹介するのは褐藻類の中でもわかめ、めかぶ、昆布、もずくになります。

これらは日常生活の中でも摂取する機会の多い食品だと思いますが、高血圧を予防するための有効成分がたくさん含まれているのです。

まずはこれらの有効成分から紹介していきたいと思います。

フコイダンとアルギン酸がコレステロール値を改善

フコイダンとアルギン酸は水溶性食物繊維の一種で、海藻類に多く含まれる特有の食物繊維です。もずくなどのヌルヌルした部分に含まれています。

フコイダンとアルギン酸は腸内で中性脂肪やコレステロールを吸着、排泄をサポートすることで余分な脂肪の吸収を阻害します。これにより、動脈硬化を促進させるプラークの原因、過酸化脂質の発生を抑制し、高血圧の改善につながるのです。

また、アルギン酸に含まれるアルギン酸カリウムは、食事などによって摂取された余分な塩分を排出する作用があります。

フコキサンチン

抗酸化作用をもつカロテノイドの一種が「フコキサンチン」です。生活習慣の乱れによって発生した活性酸素を除去してくれるのが抗酸化作用で、動脈硬化を促進させる過酸化脂質の発生を抑制する作用があります。

フコキサンチンにはさらに肥満を予防する効果もあり、蓄積された余分な脂肪をエネルギーに変えるサポートをする作用があります。この作用が高血圧の危険因子である肥満対策になるのです。

わかめの血圧に有効な効果

わかめにはフコイダンやアルギン酸が含まれており、アルギン酸は昆布よりも豊富です。しかし、全体的に栄養価が高いほうではなく、低カロリーなヘルシー食品という印象です。

とはいえ、乾燥しても栄養状態にほとんど変化がないため、使い勝手が抜群に良いというメリットがあります。また、高血圧対策食品である味噌汁の定番の具であることもポイントです。

めかぶの血圧に有効な効果

めかぶはわかめ(葉の部分)の根元部分なので、わかめ同様、フコダインやアルギン酸を含んでいますが、含有量は海藻類でもかなり豊富に含まれています。ビタミンやミネラルなど総合的な栄養価は、わかめよりもめかぶのほうが優れています。

昆布の血圧に有効な効果

昆布はわかめと混同されがちですが、わかめは「褐藻綱コンブ目チガイソ科」、昆布は「褐藻綱コンブ目コンブ科」なので一応別物になります。

わかめ同様、フコイダンとアルギン酸が含まれており、昆布はわかめよりもたんぱく質、ビタミンA、ミネラルなどの栄養価は高く、フコキサンチンはわかめの2倍近く含まれています。

意外にもカルシウムの含有量が豊富で、牛乳の5倍以上も含まれています。また、ダシに良く使用されるのは旨味成分と呼ばれる「グルタミン酸」が豊富なためです。

もずくの血圧に有効な効果

もずくにもフコイダンとアルギン酸は含まれていますが、もずくのフコイダンは褐藻類の中でも多く、昆布の10倍以上といわれています。

フコイダンは酢(クエン酸)と一緒に摂取することで、消化や吸収力をアップさせることができますので、もずく酢という食べ方はおすすめです。また、フコイダンは熱に強いため、もずくスープにしてもフコイダンを摂取することができます。

海苔の血圧に有効な効果

海苔は最軽量の健康食品

海藻類は「ミネラルの宝庫」と呼ばれるほどミネラルが豊富で、もちろん海苔もこれに漏れずミネラルバランスの良い食べ物です。また、海苔単体では「海の大豆」と呼ばれるほど良質なたんぱく質を含んでいるとのこと。近年では、「最軽量の健康食品」などと呼ばれるほどその健康効果の高さが見直されているようです。

海苔に含まれる血圧を改善する成分

海苔にはビタミンとミネラルを合わせて20種類、さらに食物繊維、青魚に多く含まれるオメガ3系脂肪酸「EPA(イコサペンタエン酸)」なども含んでいます。

高血圧対策に適した効果を持ち、余分な塩分を排出するカリウム、不足すると血圧を高めるカルシウム、血管の正常な機能をサポートするマグネシウムなど、ミネラルをバランスよく含んでいます。また、抗酸化力の高いビタミンCなど血管の老化防止の効果も含んでいます。

オメガ3系脂肪酸はいわし、さんま、さば、あじなどの青魚に含まれる植物性油脂で、コレステロールや中性脂肪の減少に効果的な成分であり、高血圧をはじめとする生活習慣病を幅広く予防する働きがあります。

海苔には高血圧対策として有効な成分であるオメガ3系脂肪酸「EPA」が含まれており、100gあたりの含有量が上位クラスであることと、魚離れしている人には特に使い勝手の良さがポイントです。また、海苔にはフコイダンは含まれていませんがアルギン酸が含まれています。

優れたコストパフォーマンス

海苔の素晴らしいところはその健康に対するプラス効果だけではなく、どこでも手に入るうえに、価格が安いとコストパフォーマンスに優れているところにあります。また、保存もしやすいのでいつでもストックを食卓に出すことができる点においてもポイントが高いです。

海苔は日本人だけの特権?

実は、海苔を消化できるのは唯一日本人だけだといわれています。海苔を分解する酵素を持っているのが日本人だけなのだそうです。外国人は海苔を摂取しても消化、吸収されずにそのまま排泄されるそうです。

日本人である特権!?海苔の栄養をしっかり摂取しましょう!

海苔の塩分は気にしない?

ちょっと気になる味付け海苔に使用されている食塩相当量は、実は、想像しているよりもかなり少ないので、気にせず食べても差し支えのないレベルなのです。しかし、だからといって醤油を足したりするのは、塩分摂取量が多くなってしまいますので注意しましょう。

納得の検証結果がおすすめの理由!

リケン(理研ビタミン株式会社)のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが認められています。