高血圧にはお酢が効果的

毎日適量を摂取する「お酢」習慣が高血圧に効果的!?生活習慣病だけでなく抗がん作用や美容効果など幅広い健康効果あり!

高血圧にはお酢が効果的

お酢は健康に良いから高血圧にも良い!

なんとなく根付いたイメージでそう思う人も多いと思います。結論からいうと、お酢は確かに高血圧を改善する効果があることが明らかにされています。

お酢が血圧に作用する成分や効果は以下の通りです。

高血圧を改善するお酢の効果とは?

お酢の主成分である「酢酸」を摂取すると、体内で生成される物質が「クエン酸」と「アデノシン」で、これらの物質が高血圧の改善に役立つ活躍をしてくれます。

クエン酸が血液をサラサラに!

クエン酸は梅干やレモンなどにも含まれる「酸味」の成分になります。

クエン酸の働きには「酸性」と「アルカリ性」が関係します。

通常、人の体内は弱アルカリ性で肌は弱酸性を示し、生活習慣の乱れによって体内の状態が悪くなると酸性のほうへ傾いていってしまうのです。

そこで活躍するのがクエン酸というわけです。

クエン酸そのものは酸性を示す物質ですが、体内に摂取されると化学反応によってアルカリ性として働き、体内をアルカリ性のほうに傾くように作用してくれるのです。

血液がドロドロしている状態というのも酸性を示しますが、クエン酸の働きによってアルカリ性に傾くと血液をサラサラの状態へと導くのに役立ってくれます。

血栓の生成を抑制する作用

クエン酸には血液を固まりにくくする作用もあります。

血液が固まるのは血小板が集まって傷口をふさぐという「血小板凝集作用」によるものですが、高血圧によって血管が傷つきやすくなると、この作用によって血液がドロドロになったり血栓が生成される原因になったりもします。

クエン酸は血小板の凝集作用を抑制する作用があるため、この作用による血液のドロドロ状態を抑えることができるのです。

血液がドロドロしていると高血圧や動脈硬化を進行させて血栓が生成されやすくなり、血栓の生成は脳卒中や心筋梗塞を招く要因になるため、血液をサラサラの状態に保つことの重要性は高いのです。

体内の血圧上昇システムに作用する

クエン酸は体内の血圧上昇システム(レニン-アンジオテンシン系)に作用して、これによる血圧の上昇を阻害する作用もあることが明らかにされています。

簡単に説明すると血流低下を感知するとレニンという物質を分泌、レニンはアンジオテンシンⅠを生成、アンジオテンシンⅠはアンジオテンシン変換酵素によってアンジオテンシンⅡを生成するという流れになります。

このアンジオテンシンⅡが強い血圧上昇作用をもつといわれているのです。

クエン酸はこの流れの中でアンジオテンシン変換酵素に作用して、アンジオテンシンⅡが生成されるのを阻害し、血圧の上昇を抑制するという働きがあるのです。

アデノシンが血流を改善

お酢を摂取することで得られる作用には血管を拡張する作用もあります。

血管は内側から内膜、中膜、外膜で構成されており、中でも最も厚い中膜にあるのが「血管平滑筋」で、血管平滑筋は血管の収縮や拡張によって血流を維持する大事な役割をもっています。

アデノシンはこの血管平滑筋に働きかけて弛緩させて血管を拡張、血圧を下げるのに効果があるというわけです。

お酢の過剰な摂取には注意しよう!

これらの作用からお酢は確かに血圧を下げるのに役立ちます。

しかし、どのような食品でも過剰摂取や偏食が健康にマイナスに働くように、お酢も過剰摂取によるデメリットがないわけではないので注意しましょう。

お酢を過剰に摂取するとどんなデメリットが?

それは、胃などの消化器官にダメージを与えたり、酸によって歯にダメージを与え「酸蝕歯(さんしょくし)」になったり、体臭がきつくなったり体を冷やしたりなどのデメリットです。

では、どれだけ摂取するのが目安なの?

血圧の改善効果などは1日大さじで1杯程度(約15ml)を続けることで効果があるといわれています。おおよそこのぐらいを目安に毎日摂取してみましょう。

酸味が苦手な人には加熱調理がおすすめ

酸味が苦手な人におすすめするのが加熱調理です。

お酢は加熱することによって味がまろやかになるため摂取しやすくなります。

加熱すると栄養成分が壊れるのでは?

お酢の主成分である酢酸は熱に強い性質があるため成分が壊れることはありません。しかし、蒸発はするため加熱はなるべく短めにしたほうがいいでしょう。

ちなみに、酢酸の沸点は水よりも高いため(水は沸点100度)蒸発しにくい性質ではあります。お酢を火にかけて蒸発するのはほとんどが酢酸ではなく水のほうになります。

あとは味の加減をみながらお酢を使った料理を食生活に取り入れてみましょう。

納得の検証結果がおすすめの理由!

リケン(理研ビタミン株式会社)のヘルスケア事業部長、農学博士の仲野隆久先生によると、収縮期血圧140~160mmHg、拡張期血圧90~100mmHg程度の18名を対象に「わかめペプチド」を8週間にわたり1日1個のペースで食べてもらった結果、約2週間目から血圧が安定し始めることが認められています。